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まだまだ足りない言語聴覚士

平成14年5月現在で、言語聴覚士の数は約6700名で、そのリハビリ対象となる人々は全国で600万人ともいわれています。医療分野だけで、約9000人の言語聴覚士が必要なのですが、残念ながら現実には、求人は理学療法士や作業療法士に比べると圧倒的に少ない状況です。

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理由はいくつかあります。
一つには、理学療法士、作業療法士に比べると、国家資格として制定されてからの歴史が浅く、名称、治療実績の認知度が低いこと。

次に、健康保険での言語療法士の診療報酬が、2002年度に改定されるまで、理学療法士などと比べると極端に低かったこと。そのため、病院での言語療法士の採用が後れていました。
診療報酬が理学療法士などと同額となるなど、2002年の改定後はようやく求人数が増え始めていますが、すでに理学療法士、作業療法士が採用されている病院では、リハビリテーション要員として、新たな採用が進みにくい状況にあります。

ようやく、介護保険でも、2003年4月の介護報酬改定で、デイケア(通所リハビリテーション)では言語聴覚士のリハビリにも介護報酬が認められましたが、訪問リハビリテーションでは未だ報酬が出ません。これも採用が進みにくい要因になっています。

法制化が遅れた弊害が、言語聴覚士によるリハビリの成果の正当な評価や、その報酬への反映の遅れとして出てしまったのは実に残念です。
しかし、言語聴覚士も理学療法士などと同様、障害を持つ人にとっては支えとなるべき仕事を担う資格です。今後、時間はかかっても、報酬も含めて地位向上が進み、もっと社会に広く求められるようになるのは間違いありません。

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